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オールオン4は、最大で12本の人工歯が連結しているのが特徴です。その連結した人工歯を上顎や下顎に装着する仕組みなので、残っている歯を避けて装着することができません。せっかく残っている歯ですが、邪魔になってしまいます。残っている歯の本数が少ない場合、その歯を抜いてオールオン4にする選択もあります。歯科医と良く相談してください。
インプラント4本の埋め込みに耐えられる顎の骨が必要です。すべての歯を一本一本インプラントにするよりはオールオン4の方が顎の骨への負担は少ないのですが、その4本にも耐えられないほど顎の骨が薄くなっている方や少なくなっている方は、オールオン4が不向きです。必要な骨の質は、自分では分からないので、歯科医に確認しましょう。
未成年の方は、顎の骨が成長途中のため、オールオン4には向きません。オールオン4だけではなく、インプラントそのものの施術は避けた方が良いでしょう。しばらくは仮歯や入れ歯で過ごすことになります。顎の骨の成長が止まるインプラントに適した年齢になれば、インプラントの施術を受けられます。
インプラントは外科手術のため、外科手術に耐えられない全身疾患がある場合は、オールオン4もできない可能性があります。糖尿病で血糖値が安定していない場合や麻酔を使えない心臓病、血が止まりにくい肝臓疾患・高血圧症、免疫疾患のある方やその他の手術に耐えられない場合です。気になる疾患がある場合は、歯科医だけではなく主治医ともよく相談してください。
虫歯や歯周病は、オールオン4の施術前に治療しておく必要があります。特に歯周病は要注意。歯と歯肉の間に細菌が入り込み炎症を起こし、最終的に土台の骨を溶かしてしまうのが歯周病です。土台の骨が溶けると、インプラントがぐらつき、抜けてしまいます。虫歯や歯周病があるなら、それらの治療を優先しましょう。
今喫煙していても、今後禁煙できるのであれば問題ありません。しかし、今後も禁煙できないのであれば、オールオン4は向いていない可能性があります。タバコを吸うと、血流が悪くなり、インプラントと骨がうまく結合できないことがあるからです。これは、一般的なインプラントも同じです。外科手術なので、術後の回復を早めるためにも禁煙は必要。また、喫煙していると歯周病のリスクがある点からも、禁煙が出来ない方は、オールオン4は不向きと言えます。
アルコールは、血流が促進されて、手術の際に過剰な出血を引き起こし血が固まらないなどのリスクにつながります。傷口が治りにくく、炎症や感染などのリスクも高まるため、アルコール依存症の場合はインプラントそのものがおすすめできません。飲酒の再開は、傷が治ってからになりますが、過剰な摂取は常に注意したいです。
オールオン4で埋め込むインプラントの素材は金属です。金属アレルギーがある方は注意してください。金属アレルギーがあるからといって絶対にオールオン4ができないわけではありません。生体となじみやすいチタンが使われているのでリスクの程度は低いですが、医師と必ず相談しましょう。
オールオン4を装着した後は、クリニックでの定期的なケアも必要ですが、自宅でのケアも大切です。歯周病にならないように丁寧な歯磨きをしなくてはいけません。そのため、現在歯磨き習慣がない方は、お手入れが大変に感じる可能性があります。お手入れ方法について、歯科医によく相談しましょう。
骨が足りない方や
歯肉が薄い方の治療にも対応
費用目安 | 記載なし |
口コミ評価 | ★5.0(3件) |
※費用目安は公式HPの情報または電話調査によるもの(税込)です(2020年12月14日時点)。
※口コミ評価はGoogleの口コミをもとにしています(2020年12月14日時点)。
※福島市内で「All-On-4」を取り扱っている歯科のみを選定しています。