オールオン4に向いてる人はどんな人？

オールオン4は総入れ歯に不満を持っている方にもおすすめの治療法です。
総入れ歯であれば義歯床（口腔粘膜への設置部分）がある上に、インプラントのようにあごの骨にしっかりと固定する治療法に比べると強く噛むことも難しいものです。
装着後の違和感も少なく、見た目も美しく治療ができるという魅力ある治療法であるため、総入れ歯を使用しているけどなかなか合わなくて苦労している･･･という方にはオールオン4が向いていると言えるでしょう。

部分入れ歯の範囲が大きく、残っている歯の状態も悪く保存しておくのは難しいような方についてもオールオン4がおすすめの治療法です。
オールオン4には「少数の歯が残っている場合に抜歯が必要になる」というデメリットがありますが、せっかく残した歯が悪くなってしまうようでは残すこと自体もデメリットになってしまいます。
そのため、部分入れ歯の範囲が大きい方もオールオン4を行うことにより口腔内を衛生的に保つことができるようになります。

インプラントは外科的治療で、受けるためにはさまざまな条件があります。
その中の一つとして「骨が十分にあること」というものがあるのですが、場合によっては10本ものインプラントを埋め込む必要があるため骨が少ないと治療を受けられないか、移植などの大掛かりな施術が必要になります。
しかしオールオン4では骨の多い部分に埋め込むことができるため、あごの骨が少ない方にも向いている治療法となっています。

オールオン4は少ないインプラント体ですべての人工歯を支えることができる治療法です。そのため、治療・施術を行うにあたっては残っている歯も抜いてしまうのが一般的なのですが、虫歯などが多くそもそも抜歯を検討しなければいけないような場合にはむしろメリットであるといえるでしょう。
オールオン4の治療においては抜歯から仮の歯を入れるまでが最短1日でできてしまいますので、インプラントを入れたいものの残っている歯に不安のある方は検討してみるとよいでしょう。

インプラント治療は埋め込む本数によって治療費が高額になる上に、骨の移植手術などを行う必要がある場合にはさらに費用がかさみます。
1本10万円以上するインプラントを10本も埋め込むとそれだけで高額の費用が必要になります。
一方でオールオン4では埋め込むインプラントの数も4本だけで済みますし、大規模な骨移植手術なども必要ありませんのでコストを抑えたい方にもおすすめの治療法であると言えます。