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オールオン4とは、4〜6本のインプラントで歯を支える治療法です。抜歯からインプラントの埋め込み、仮歯の装着まで1日で行うことも可能なオールオン4の流れを見ていきましょう。
まずは患者の口の中の状態を確認し、悩みや要望を聞きます。オールオン4の治療方法や、メリット・デメリットなども説明し、今ある歯の数、骨量、骨質、骨密度などから最適な治療の候補と、必要なインプラントの位置を提案。およその金額や治療期間なども伝えます。
治療に入る前に、口の中や顎の骨の状態を把握するために精密検査を行います。CT撮影やパノラマレントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯周検査などを行い、治療に必要なデータを取得。
また、オールオン4には外科的手術が必要なため、病歴や持病などの健康状態も確認します。飲んでいる薬などもわかる物を持参しましょう。
精密検査のデータから診断をし、治療方針を決定します。CT撮影のデータをコンピュータ解析し、シミュレーションを行い、使用インプラントや埋入位置、角度などを決めていきます。
虫歯や歯周病など、歯科治療が必要な場合は、まずそちらの治療から開始します。
また、心疾患の既往歴があるなど、インプラント近畿小の恐れがある場合には、かかりつけの内科医と相談する必要があります。
オールオン4は、上顎の歯全部、または下顎の歯全部がない人向けの治療ですので、天然歯が残っている人はオールオン4ができません。それでも希望する場合は、残っている歯を抜歯することになります。
オールオン4では最小で4本のインプラントを顎の骨に埋めます。精密検査の結果、顎の骨が弱っている人もオール音4不可となります。
精密検査の結果、オールオン4が可能な場合は埋入手術の説明を受けます。一般的に、費用の相談もこの段階で始まります。
治療方針や具体的な治療の進行を詳しく説明されるので、わからないことはこの時点で何でも聞いておきましょう。
即時荷重の対応ができるかどうか、使用するインプラントメーカーについてはぜひ聞いておいてください。
手術によってインプラントを埋入し、連結した人工歯を装着します。入院の必要はありませんが、麻酔をかけるため車の運転は控えましょう。また手術後の抜糸や経過観察が必要です。
オールオン4にするために、邪魔になる天然歯を抜歯することがあります。歯が全くない場合には抜歯は必要ありません。
一般的に、抜歯した場合は傷が治ってから手術を行いますが、抜歯と同じ日に埋入手術まで行う場合には「抜歯即時」という手術方法となります。歯科医とよく相談してください。
ドリルで4カ所に穴をあけ、インプラント体を埋入する手術です。インプラントを埋め込んだら、インプラントと12本の連なった人工歯を結合させるための「支台」を装着。切開した部分を縫います。
仮歯装着まで当日に行う場合は、「即時荷重」という手術方法となり、手術日から普通の食事ができるようになります。
埋入手術による傷が治り、インプラント体が安定してきたら仮歯装着を行います。一般的には埋入手術から2週間前後となります。
治療法によって、埋入手術後すぐに仮歯装着する場合もありますので、歯科医師とよく相談してください。
骨とインプラント体が定着するまで約2〜6ヶ月ほど待ち、定着が確認できたら仮歯を外して人工歯を装着します。
これでオールオン4の治療は終了です。
オールオン4の治療が終わっても、毎日のメンテナンスが必要です。インプラント自体は虫歯になることはありませんが、プラークは溜まります。それによって細菌が増殖し、歯周病のような症状である「インプラント周囲炎」になることも。
そうなると、インプラントと骨の結合が取れて抜け落ちてしまうため、しっかりと毎日の歯磨き、フロスを使ったお手入れなどメンテナンスを行いましょう。
インプラントの保証や保険を受けるには、メンテナンスをきちんと行うことが条件となっています。
骨が足りない方や
歯肉が薄い方の治療にも対応
費用目安 | 記載なし |
口コミ評価 | ★5.0(3件) |
※費用目安は公式HPの情報または電話調査によるもの(税込)です(2020年12月14日時点)。
※口コミ評価はGoogleの口コミをもとにしています(2020年12月14日時点)。
※福島市内で「All-On-4」を取り扱っている歯科のみを選定しています。