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オールオン4を含むインプラントの寿命について解説。残存率や寿命を長くするコツ、喫煙との関係などについてまとめています。オールオン4を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
オールオン4の治療を検討している場合に気になることのひとつとして「インプラントはどれくらい持つのか」といったことがあるでしょう。
オールオン4の寿命は個々によって異なるために断定は難しいものの、インプラント治療で蓄積されたデータから、経過年数とインプラントの残存の関係については見て取ることが可能です。
インプラントの「残存率」については、上顎と下顎を分けて考える必要があります。
この2つを比較すると、下顎の方が残存率が高く、上顎の方が低い傾向があるとされています。部分および全部欠損症例に関して、インプラント治療を行ってから10~15 年後の残存率を比較すると、下顎は94%ほどであるのに対して上顎は約90%。また抜歯即時埋入や骨移植を伴う埋入において残存率は若干下がるものの 、87~92%程度とされています。
参照元:厚生労働省/厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」歯科インプラント治療のための Q&A 平成26年3月31日[PDF]
インプラントを長持ちさせる最も大切なことは、メンテナンスを怠らない、という点です。治療後はもう歯科医院に通わなくても良いというわけではなく、決められたメンテナンスは必ず行うようにしましょう。
メンテナンスでは、インプラントの状態や口の中のクリーニングなどを行います。また、日ごろのケアがしっかりとできているか、というチェックもされ、必要に応じてブラッシングの方法などを指導されることもあるでしょう。
どのくらいの間隔で歯科医院に通うかという点は、半年に1回が目安とはなるものの、治療からどれくらい経過しているかどうかが関係してきますので、歯科医の指示に従って通院するようにしましょう。
インプラントの寿命を短くする要因として、喫煙が挙げられています。その理由は、タバコに含まれるニコチンが、血流を阻害されるためといわれています。血流が妨げられることにより、歯周病を引き起こすといった点が、インプラントの成功率の低下や寿命の短さに繋がっています。
以上のことから、インプラント治療を行う際には禁煙をすることが進められています。もちろん、前項で説明した通り治療後のケアも大切です。
ここまで説明してきた通り、オールオン4を含むインプラントの寿命を長くするには、日ごろのケアが非常に重要であるといえます。特にインプラントの周りには汚れがたまりやすいため、しっかりと汚れを取らないと「インプラント歯周炎」と呼ばれる症状が出てきます。こうなると骨が溶けてしまうことになり、インプラントが脱落するなどの原因になってしまいます。
日々のケアのコツは、歯ブラシをしっかりとインプラントのネジと歯ぐきの間に当てて、溜まっている汚れをかき出すこと。面倒臭がらずに毎日丁寧に磨くことにより、インプラントを長持ちさせられます。
骨が足りない方や
歯肉が薄い方の治療にも対応
費用目安 | 記載なし |
口コミ評価 | ★5.0(3件) |
※費用目安は公式HPの情報または電話調査によるもの(税込)です(2020年12月14日時点)。
※口コミ評価はGoogleの口コミをもとにしています(2020年12月14日時点)。
※福島市内で「All-On-4」を取り扱っている歯科のみを選定しています。