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インプラントの資格とは?

インプラント治療を受ける際、医師の資格が気になる方もいるでしょう。インプラント治療は、歯科医師免許を持っていればできるものではありますが、そのほかに「専門医」と呼ばれる資格も。この資格は様々な種類がある学会によって認定されるものです。治療を受ける際には、医師が持つ資格がどの学会のものなのかを知っておく必要があるといえるでしょう。

インプラント学会

ここでは、国内の代表的なインプラント学会と、学会による認定資格と認定条件についてご紹介します。

日本口腔インプラント学会

1986年に「日本歯科インプラント学会」と「日本デンタルインプラント研究学会」が合併して設立された学会。口腔インプラント学の飛躍と発展を目的としています。同学会が認定している資格とその条件を紹介します(認定条件の詳細は、同学会ホームページで確認ください)。

口腔インプラント専門医

  • 正会員歴5年以上で、インプラントの知識と技術を有する
  • 認定資格条件(専門医教育講座を3回以上受講など)を満たしたうえで専門医試験に合格した正会員

参照元:公益社団法人日本口腔インプラント学会/口腔インプラント専門医
口腔インプラント指導医

日本顎顔面インプラント学会

安全なインプラント治療の普及を目的とし、学術大会や学会誌などを通じて歯科医療の発展に貢献している学会です。同学会が認定している資格と条件は下記の通り。資格認定を受けるためには、継続して同学会の会員であることも求められます(専門医:5年以上、指導医:10年以上)。

専門医

  • 日本国の歯科医師または医師免許証を有し、良識ある人格を有する者
  • 研修施設または准研修施設において、通算5年以上,インプラントに関する診療に従事している
  • 学会が定める研修実績、診療実績および論文業績を有する

参照元:日本顎顔面インプラント学会/公益社団法人日本顎顔面インプラント学会 専門医制度規則[PDF]
指導医

  • 専門医を指導し、インプラントの発展と向上に資する者
  • インプラントに関する診療、教育および研究の指導が行える資質を有する者
  • 研修施設または准研修施設において、通算10年以上インプラントに関する診療に従事している
  • 専門医取得後3年以上、インプラントに関する診療に従事している
  • 別に定める診療実績および論文業績を有する

参照元:日本顎顔面インプラント学会/公益社団法人日本顎顔面インプラント学会 専門医制度規則[PDF]

ICOI(口腔インプラント学会)

ICOI(International Congress of Oral Implantologists)は国際的な口腔インプラント学会として1972年に設立されました。世界で加入している専門医会員数は25,000人となっており、世界最大規模のインプラント学術団体です。認定資格と条件は下記の通り(いずれも歯科医師または歯科技工士の免許書を有する、またICOIのアクティブメンバーであることが条件です)。
参照元:ICOI International Congress of Oral Implantologists Japan Office(2021年5月時点)

ICOI Fellowship(認定医)

  • 最終補綴物を装着後、1年間以上経過したインプラント症例:20症例
  • 外科処置、補綴処置の両方を行っている場合:10症例

参照元:ICOI International Congress of Oral Implantologists Japan Office/ICOI Fellowship(認定医)
IPS Mastership

  • 最終補綴物を装着後、1年間以上経過したインプラント症例:40症例
  • 外科処置、補綴処置の両方を行っている場合:20症例

参照元:ICOI International Congress of Oral Implantologists Japan Office/IPS Mastership
ICOI Diplomate (指導医)

  • 最終補綴物を装着後、1年間以上経過したインプラント症例:
    ・外科処置のみの場合:60症例で200本以上のインプラント体埋入症例
    ・補綴処置のみの場合:60症例で100本以上のインプラント修復症例
    ・外科処置、補綴処置の両方を行った場合:60症例で75本以上のインプラント体埋入症例
  • ※最終補綴物装着後5年以上経過・インプラント選択などに多様性を有する10症例および指定の困難症例10症例を含む

参照元:ICOI International Congress of Oral Implantologists Japan Office/ICOI Diplomate (指導医)
また、上記に加えてICOI Fellowship(認定医)とIPS Mastershipは「過去5年間にICOI学術大会に1回以上参加」「過去5年間に生涯研修(CE)クレジット時間が75時間以上」が必要、またICOI Diplomate (指導医)は「過去5年間にICOI学術大会に2回以上参加」、「過去5年間に生涯研修(CE)クレジット時間が150時間以上」という条件もあります。

ISOI(国際口腔インプラント学会)

ISOI(International Society of Oral Implantology)は、歯科医療の発展への寄与を目的とし、歯科医師やそのほかの医療関係者により構成されている学会です。さらにヨーロッパで最大・最古の歴史を持つインプラント学会「DGZI」の日本支部を併設している点も特徴。認定資格と条件は下記の通りです。
参照元:国際口腔インプラント学会(2021年5月時点)
Clinical Oral Implantology (認定医)

  • 臨床例20症例以上(認定医)
  • 学会の資格認定の審査への合格

Authority of Implantology(認定専門医)

  • Clinical Oral Implantology資格保持者
  • 臨床例50症例以上
  • 学会の資格認定の審査に合格した者

Expert Implantology

  • 臨床例100症例以上
  • DGZIの資格認定の審査に合格した者

Oal Implantology Specialist

  • 臨床例400症例以上
  • DGZIの資格認定の審査に合格した者

参照元:国際口腔インプラント学会/認定制度とは?

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国際口腔インプラント学会
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※口コミ評価はGoogleの口コミをもとにしています(2020年12月14日時点)。
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